予定の外側で見つける「やまびこ」の調べ ―― 遅れさえも、恵みの余白
暑さと寒さ、その境界線を越えて
千葉での濃密なセミナー日程を終え、無事に仙台に戻ってきました。今日の東京は26度。初夏を思わせる日差しに汗をかきながら移動していましたが、新幹線を降りた瞬間の仙台は、驚くほど冷えていました。肌を刺すような寒さに、自分が北国へと帰ってきたことを、身体の感覚が真っ先に教えてくれました。
「乗り遅れ」が連れてきた静かな時間
今回の帰路は、予定通りにはいきませんでした。成田エクスプレスに乗り遅れたことで、予約していた東京駅からの新幹線も逃してしまいました。予定していた「成田エクスプレス」の代わりに「快速」を、「はやぶさ」の代わりに「やまびこ」を選び、ゆっくりとした速度で北を目指すことになりました。
各駅に注がれる、普遍的なまなざし
最速の「はやぶさ」で駆け抜ける旅も鮮やかですが、各駅に停まりながら進む「やまびこ」の歩みには、どこか人生の真理に似た慈しみがあります。
「人は心に自分の道を計画する。主がその歩みを確かなものにされる。」(箴言 16章9節)
私たちは「最短距離」で「最高の結果」を出すことに執着しがちです。しかし、神様が私たちに用意してくださっているのは、効率の良さだけではありません。時には足止めを食らい、回り道を余儀なくされる中でこそ、私たちは自分の弱さを認め、他者の助けや、目に見えない導きに感謝できるようになります。今日、私が「快速」や「やまびこ」を選んだことも、ただの不運ではありません。激動のセミナーを終えた私の心身に、主が「ゆっくりと帰りなさい」と、あえて休息の余白を与えてくださったのだと信じています。
明日の「一歩」を整えるために
あなたの今日という一日も、予定通りに進まないことがあったかもしれません。誰かをがっかりさせたり、自分自身の不手際に肩を落としたりしているかもしれません。けれど、その「遅れ」や「空白」を、どうか否定しないでください。それは、あなたがこれから再び力強く走り出すために、神様が用意してくださった「呼吸を整える時間」なのです。私は今日、仙台の寒さに身を包みながら、この数日間の疲れをじっくりと癒します。そして明日、またいつものように路上へと踏み出し、新しい一歩を刻み始めます。お土産は、楽しみが少し先に延びただけ。希望も、決して消えたわけではありません。
今日も、共に前進です。
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