「ただいま」を待つ台所――小さな愛が満ちる夕暮れに
■ 夕暮れのキッチンから始まる一日
連休明けの今日、空気には少し疲れの色が混じっていました。 娘の実習が始まり、16時半ごろに終わると聞いていました。 保育園での実習だからか、朝は荷物がいっぱい。
その背中を見送りながら、 「きっと帰りには、疲れた…と言うだろうな」 そんな予感がありました。
■ 「今日の夕食は何?」が聞こえてくる前に
実習が終わるころ、ラインが届くでしょう。 「疲れた! 今日の夕食は何?」(我が家では母親ではなく、父親に聞くようになりました。)
その声が聞こえてくる前に、 わたしは台所に立ちました。
今日は、豚こま南蛮漬け。 酸味と甘みがほどよく混じり、疲れた身体にすっと染みる味。 そして帰り道に、サーティワンのアイスクリームも買ってきました。
これなら、きっと喜ぶはず。 そんな小さな確信が、夕暮れの台所に灯りをともしました。
■ 親としての「ささやかな祈り」
子どもが頑張っているとき、 親にできることは案外多くありません。 代わりに実習へ行くこともできないし、 疲れを肩代わりすることもできない。
でも、 帰ってくる場所を温かくしておくことはできる。 その日の心と身体が、そっとほどけるように。夕食を作りながら、
アイスを冷凍庫にしまいながら、 わたしは小さく祈っていました。「今日も守られますように。 明日も、笑顔で歩けますように。」
■ 小さな愛が、神の国をつくる
イエス様はこう言われました。
「あなたがたの間に、神の国がある。」
神の国とは、どこか遠くの場所ではなく、 特別な儀式や大きな出来事の中だけにあるのでもなく、 日常の小さな愛が“パス”される瞬間に生まれるもの。
- 疲れて帰る娘のために夕食を作る
- 喜ぶ顔を思い浮かべてアイスを買う
- その日の出来事を聞きながら、そっと寄り添う
そんな一つひとつの行為が、 家の中に静かに「神の国」を広げていくのだと思います。
■ 今日も、歩き出すために
娘の実習も、わたしの日常も、 それぞれの場所で続いていく歩み。 その歩みの中に、
今日も最後まで小さな愛を灯していきたいと思います。
皆さんの今日の疲れが癒されますように。















