2006年4月16日(日) イースター
今日はキリストのご復活を祝うイースターだ。朝早くマリアさんが主の墓を訪ねたように、こちらでも朝5時から教会に集い、キリストの復活を祝った。今朝は風が強く、肌寒く感じた。他の教派では、市立野球場で合同礼拝を献げるところもあるらしい。
今朝、弟夫婦が朝の祈祷会の帰りに家に寄り、ゆで卵を20個ほど届けてくれた。弟の教会では、今回2000個もの卵をゆでたそうだ。娘と妻が、初めて韓国でイースターを迎えた。感謝。今日は復活された主を祝いながら過ごしたいと思う。イースターおめでとうございます!
初めての旅行
明日から、両親と私たち家族3人で済州島へ行く。私たち3人にとっては初めての旅行だ。今回は三泊四日の旅。私はこれで二度目だが、娘と妻は初めてなので、嬉しく思う。楽しい思い出をたくさん作って、ドイツで寂しくなった時には、この旅行の思い出を胸に乗り越えたい。旅行での出来事も、またこのブログで紹介しよう。お楽しみに!
2006年4月21日(金) 済州島旅行記①
三泊四日の済州島の旅を終え、帰ってきた。 出発は月曜日。家から空港までバスで50分。午後6時20分発の便で金浦空港から飛び立ち、約50分で到着した。今回はツアー旅行だったので、済州島に着くとまず現地のガイドと合流し、リムジンバスで約1時間20分。着いたのは、済州国際空港のちょうど反対側にあるホテルだった。
娘は飛行機の中でもバスの中でも、母親のおかげでぐずることもなく、無事にホテルへ着くことができた。海に面した部屋からは、波の音が聞こえてくる。ともあれ、旅の初日は疲れ果てた一日だった。明日から、済州島の様子をお伝えしよう。
朝食を済ませ、8時50分にガイドさんが迎えに来た。このホテルに泊まっているのは私たちだけで、他の客はそれぞれ別のホテルに泊まっているようだった。かなり広範囲に散らばっていたため、全員が集まるのに1時間ほどかかったらしい。最初の観光はジェットボート体験。娘は私の母と一緒に待つことになった(残念)。
ボートはかなりの速さで走り、女性たちは叫び声を上げていた。少し波が高く、急に止まったり回転したりして水を被るなど、私にとっては楽しい体験だった。12人乗りで、一度は体験してみることをお勧めしたい。走る間、私は隣にいる妻の様子を夢中でカメラに収めた。
次に向かったのは「Happy Town」という場所で、これはオプションコースだ。両親は以前に見たことがあるというので、娘とバスで待つことになった。中国人サーカス団による公演で、駐車場にはすでに数十台の観光バスが止まり、会場には数百人の観光客がいた。
私たち夫婦にとってサーカスは初めての経験だった。始まって20分ほど経った頃、私の携帯が鳴った。父からで、娘が泣き止まないという。私たちは暗い会場を、大勢の人の間を抜けて出口へと急いだ。娘は私たち二人を見た瞬間、にこっと笑った。両親はがっかりしていたが、私たちは笑ってしまった。その後は「小人国」というテーマパークへ。世界中の名所を小さくして集めた場所で、中には立派な大阪城も立っていた。
済州島には「ハンラボン」という、日本のデコポンによく似た果物が有名だが、妻は「これは日本のデコポンを真似した海賊版だ」と言っていた。長くなるので、今日はこの辺で。明日は夕礼拝の説教があるので、これから準備に入らなければ。
2006年4月25日(火) 済州島旅行記③
昼食は、典型的な韓国料理だった。両親や娘には結構ハードなスケジュールだなと思いながら、次の目的地であるみかん畑とみかんの博物館へ向かった。他の観光客もいたため、途中で私と妻、そして母だけが別のチームに混ざって案内人の説明を聞いていた。父たちのチームはどこかへ行ってしまい、私たちはバスの近くでしばらく待つことに。そこでハンラボンを買って食べた。なかなか戻って来ないので父の携帯に電話をかけ、やっと居場所を確認し、無事に合流できた。
これで一日の観光は終了。ホテルに戻ったのは7時ごろだった。疲れていたし、お腹もあまり空いていなかったので、その日はそのまま休んだ。書き忘れていたが、今日の旅程にはドラマ「チャングムの誓い」が撮影された場所も含まれており、そこで写真を撮った。明日は「オールイン」の撮影で使われた、崖の上の教会へ行く予定だ。今では有名な観光地で、特に修学旅行シーズンということもあり、どこへ行っても混んでいるらしい。
2006年4月27日(木) 済州島旅行記④
今日はツアー最終日。朝早くからの合流で、今度は私たちからスタートし、皆が集まるのを待つことになった。朝8時に旅行会社のタクシーに乗り、漢拏(ハンラ)山の横を抜け、1時間ほど車に揺られて集合場所に着くと、皆すでに集まっていた。ツアーが始まり、今日は船に乗って、ドラマ「オールイン」の撮影場所を見学する。その中には民族村や乗馬体験も含まれていた。妻が乗った馬の後ろを、私の馬がついて行く。途中で馬が走ったりして、妻はけっこう緊張したようだった。
撮影場所には多くの観光客が訪れており、修学旅行の学生たちも大勢いた。海に面したその場所まで歩いて15分。綺麗になった教会が建っていた。崖のあたりは記念撮影で混み合っている。風が強かったため、娘はバスで私の両親と待機していた。
最後の観光地は山林浴。同じ種類の木(樹齢数百年)が数千本も同じ場所に自生しているのは、世界でも珍しいそうだ。しかし、ここでも風が強かったので、今度は私たちが娘とバスで待つことになった。こうして、すべてのツアーは終わった。今回の旅行の感想は、また明日にでも書こうと思う。
2006年4月28日(金) 済州島旅行の思い出
今回、初めて両親と私たち家族3人の旅行が実現できたことに、まず神様に感謝したい。
もっと近くにいれば親孝行ができたかもしれないが、長い間外国で過ごしていたため、なかなか叶わなかった。しかし、大人になっても、やはり親にとって私はいつまでも息子であり、子どもなのだ。改めて親の愛を感じた旅行であった。
また、妻が初めて済州島を旅できたこと、そして娘もその旅に加われたことに感謝する。大きくなって「覚えていない」などと言わせないために、写真とビデオで十分な証拠を残しておいた。私がドイツへ発つ前に、こうして両親と、そして家族との旅行ができたことに心から感謝している。こうした家族、両親、多くの人々を与えてくださった神様に、感謝。
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