命がある限り

 

キリストは、天地創造の前からあらかじめ知られていましたが、この終わりの時代に、あなたがたのために現れてくださいました。あなたがたは、キリストを死者の中から復活させて栄光をお与えになった神を、キリストによって信じています。従って、あなたがたの信仰と希望とは神にかかっているのです。あなたがたは、真理を受け入れて、魂を清め、偽りのない兄弟愛を抱くようになったのですから、清い心で深く愛し合いなさい。あなたがたは、朽ちる種からではなく、朽ちない種から、すなわち、神の変わることのない生きた言葉によって新たに生まれたのです。（ペトロの手紙一　1章）

 

人は楽しい事、新しい事、わくわくさせる事、これまで経験したことのない何か美味しい物や事を求める時があります。変わらない日々が続く中でそういったことは柔軟剤のように人生に良い香りを与えます。または、人間関係の摩擦やさび付いた人生に潤滑油のような役割を行う場合もあります。特に今のようにあまり良いニュースはなく、ため息をつくようなニュースが多い時に訪れてほしい新しい出来事です。

 

でもそういう新しい出来事や今の自分を癒してくれる新鮮なことはいくら待っていても来ないのです。ならば自分が造り上げることです。そういう能力を人間はもっているのです。最初から与えられているのです。それを自分の中で探し出し、ほうり出し、形あるものとして完成する事です。材料は誰もが持っているからです。ただそれをうまく用い、組み合わせ、完成させるのは自分しか出来ないことです。

 

ここで大事なのは今まで自分がやっていた日課の出来事の中でそれらに気づき、発見することが重要です。なかには、新しい人生を求めてこれまでの生活をすべて捨ててしまう人がいますが、そういうケースが良いとは言えません。あくまでも今いる居場所からそれらを発見することがベストであるのです。サンティアゴの祈りの旅で出会った人々の中には、人生のターニングポイントになることを期待してスペインまで来て歩く人々がいました。相手の話は聞いてあげますが、しかし今までいた自分のその場所でそれを見つけない限り、いくら地球上を飛び回っても人生のターニングポイントを見つけることは出来ないと一人で思っていたことがあります。

 

転職も同じです。今の職場で精一杯に働き、成果を上げてから新たに挑戦し、もっと自分らしい仕事を求めて転職を考えることがベストであると思います。しかし多くの場合、うまくいかないことが原因で転職してしまうケースが多いです。もちろんうまくいかない原因が自分ではなく、職場にあることも事実でしょう。それでもその壁を乗り越えられるならば乗り越えて前に進み、最善を尽くして歩むことが重要であるのです。それが今後のための原動力をためておく機会となるのです。いわばそれは人生のチャンスでもあるのです。

 

マイナスをプラスに変えるよきチャンスとして受け止めて働くならば本当に予期せぬ素晴らしい出来事がきっと訪れることでしょう。現実から逃げずに歩み続けることですが、しかし自分が耐えられないと考えた時には未練なしに離れることも大事です。その時の限界は自分しかわからないものだからです。ここで使う言葉が「本当に」です。本当に頑張ったけれどもこれ以上は無理だと考えた時に決断する事です。まだ頑張れるが、しかし甘えて現実から離れてしまうことがあるからです。それはよきチャンスを、自分が成長できる機会を自ら見逃すことになるのです。頑張ることは大事です。最善を尽くすことは大事です。しかし頑張らないのです。最善を尽くすまでは努力しないのです。それが自分を弱め、負け組に入れる罠になるのです。人は命がある限り、希望を持てます。決してあきらめずに前に進んで行くのです。新しい明日を期待して今を精一杯に生きることです。

 

同じ時間に起きて、祈り、聖書を読み、掃除をし、散歩に出かけ、仕事と勉強と読書、買物と料理をすることはある意味、つまらない人生に映るかもしれません。これがつまらない人生だと考えると世の中の人は全員つまらない人生を生きていることになるのです。しかし、これが人生です。これが生きている証拠となるのです。生きていても死んだような人生を生きている人々もいるからです。・・・・

 

今日のブログは長過ぎ・・・・・しかしこのブログは前にも書き記したことがあるが、人に読んでもらうためではなく、自分のことを記録として残すことが目的なので長くても、短くても問題はないのです。

こうして今日の一日が終わったと思う訳ですが、実は18時ごろ寝て20時40分ごろ起床し、雨の模様だったのでノアちゃんの散歩を済まして帰宅、そして久々にブログを書いているところです。つまり、自分にとっては新しい一日がスタートしたわけです。頑張ろう！生きる。