ひとつのことを主に願い、それだけを求めよう。命のある限り、主の家に宿り/主を仰ぎ望んで喜びを得/その宮で朝を迎えることを。(詩編27:4)
一つの事だけを求めるならば何を求めるだろうか?長寿、富、権力、名誉、平和・・・・
人間が求めるこれらのことは神様とは何の関係もないことである。すべてエゴイズムからの願いである。平和も結局、自分のためとなるからだ。しかし今日の詩編の詩人は主の家に宿り、主を仰ぎ望んで喜びを得、その宮で朝を迎えることを求めている。
今の世界が嫌になって別世界での暮らしを望む人々がいる。この国が嫌になって移住する人々もいる。しかし結局、同じことがその地でも起こるのである。すべての問題は関係から始まる。人間関係である。今の自分の居場所でその問題を解決しなければどこに行っても問題は繰り返される。もちろん例外はある。北朝鮮のような自由がなく、弾圧を受ける環境やそういった厳しい状況、あるいは家族や学校や職場などで暴力や抑圧、いじめなどを受けている状況からは一刻も早く逃れるべきであるが、それ以外にはそれほど変わらない。要は自分を変えることがカギとなる。
人は相手が変わることを求めるが、自分の思う通りに相手が変わることはまれである。それより自分が変わるのが一番早道である。それはあくまでも自分のために変わる事である。考え方、受け止め方、やり方などを変える事で自由になる場合が多い。しかし自分を変えようとせず相手が変わることばかり求める。だから問題は解決されず自分の苦しみも長引き、事柄に束縛され、相手との不和が続くのである。自分が変わるのは損ではなく、負けでもなく、自分のための最善の道であり、自分を愛するがゆえに変わるのである。つまり良い事であるとのこと。諦めずに少しずつ変えようとすればいくらでも変わる事は出来る。
今日から4月だ。2023年度が始まった。生きよう、精一杯に生きる。悔いのない今日の人生を生きること。楽しく生きること。楽しい人生を作り上げて生きること。
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