2025年1月10日金曜日

何気ない日々の中に輝く奇跡

 


だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。(マタイ6:34

016分、目覚めて始まる一日。

静かな雪道を二人で歩きながら、白く包まれた世界の息遣いを感じる。

帰宅して、どん兵衛うどんにバナナ、珈琲とマリーを食べた。

それは豪華な食卓ではないけれど、確かに生きていることを実感させてくれるひとときだ。

「生きる。」ただそれだけで、こんなにも尊く、価値があることなんだと気づかされる。

 

午前中、買い物に歩くその足取りもまた、自分の命を感じる瞬間。

走ることができない日でも、余ったエネルギーは料理や掃除といった、誰かのため、そして自分のための行動に変わる。

手作りの料理3品とキャロットケーキ、そして娘がバイト先から頂いたラーメンスープで麺とネギと豚肉をトッピングしてランチを食べた。

湯気の立つネギと豚肉の香りが、僕たち二人の心を温めてくれる。

「美味しかった。」その言葉の裏には、きっと感謝が何層にも重なっている。

 

今、それぞれの場所で仕事をし、勉強をし、頑張っている人々がいる。

一方で、この雪に苦しむ人々もいる。

でもどんな状況にあっても、今、命が守られていること。

そのこと自体が、実は大きな奇跡なのだと思う。

 

振り返れば、特別ではないはずの毎日の中に、いくつもの「奇跡」が隠れている。

朝目覚めること。

好きなものを食べられること。

歩けること。

大切な人が傍にいること。

何でもないと思っている小さな幸せが積み上がり、今日という大きな日を支えている。

 

だからこそ、今この瞬間、感謝して生きよう。

どんな厳しい雪の中でも、必ず春はやってくる。

その時には、この積み重ねた一歩一歩が力となり、心を支えてくれるはずだ。

 

守られている命に、敬意を。

与えられた今日に、感謝を。

そして、歩んでいける未来に、希望を。

 

この何気ない日課が、きっと誰かの心に「生きる意味」をもう一度照らし出してくれる――そう信じています。

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