だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。(マタイ6:34)
0時16分、目覚めて始まる一日。
静かな雪道を二人で歩きながら、白く包まれた世界の息遣いを感じる。
帰宅して、どん兵衛うどんにバナナ、珈琲とマリーを食べた。
それは豪華な食卓ではないけれど、確かに生きていることを実感させてくれるひとときだ。
「生きる。」ただそれだけで、こんなにも尊く、価値があることなんだと気づかされる。
午前中、買い物に歩くその足取りもまた、自分の命を感じる瞬間。
走ることができない日でも、余ったエネルギーは料理や掃除といった、誰かのため、そして自分のための行動に変わる。
手作りの料理3品とキャロットケーキ、そして娘がバイト先から頂いたラーメンスープで麺とネギと豚肉をトッピングしてランチを食べた。
湯気の立つネギと豚肉の香りが、僕たち二人の心を温めてくれる。
「美味しかった。」その言葉の裏には、きっと感謝が何層にも重なっている。
今、それぞれの場所で仕事をし、勉強をし、頑張っている人々がいる。
一方で、この雪に苦しむ人々もいる。
でもどんな状況にあっても、今、命が守られていること。
そのこと自体が、実は大きな奇跡なのだと思う。
振り返れば、特別ではないはずの毎日の中に、いくつもの「奇跡」が隠れている。
朝目覚めること。
好きなものを食べられること。
歩けること。
大切な人が傍にいること。
何でもないと思っている小さな幸せが積み上がり、今日という大きな日を支えている。
だからこそ、今この瞬間、感謝して生きよう。
どんな厳しい雪の中でも、必ず春はやってくる。
その時には、この積み重ねた一歩一歩が力となり、心を支えてくれるはずだ。
守られている命に、敬意を。
与えられた今日に、感謝を。
そして、歩んでいける未来に、希望を。
この何気ない日課が、きっと誰かの心に「生きる意味」をもう一度照らし出してくれる――そう信じています。
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