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New Vision: Waiting for the Promise
新しいビジョン:約束を待つ
天を見上げる弟子たち
「イエスが離れ去って行かれるとき、彼らは天を見つめていた。」(使徒1:10)天使たちは弟子たちに「ガリラヤの人たち、なぜ天を見上げて立っているのか」と問いかけました。この問いは、弟子たちが虚脱と絶望に陥っていることを目覚めさせるためのものでした。主イエスの昇天は、彼らにとって大きな喪失感をもたらした出来事でした。彼らはまだ未熟な信仰しか持っておらず、主の国を建て直すことを期待していたのです。
主の約束を思い出す
天使の問いかけは、主イエスがなぜ天に昇ったのかを考えさせるものでした。主イエスの約束を思い出すことが求められていたのです。その約束の一つは、聖霊を遣わしてくださることです。聖霊は私たちの心に内在し、教え、真理に導き、将来のことを知らせ、キリストを証しし、助けてくださいます。この約束は、主イエスが復活後の40日間にわたって繰り返し語られたものであり、昇天は聖霊降臨の約束が実現するための出来事でした。
弟子たちが主イエスの不在による不安と絶望を乗り越える道は、主の約束を信じてエルサレムに留まることでした。その結果、約束通り聖霊が降り、弟子たちは大胆にキリストを宣べ伝え、あらゆる奇跡を行い、ローマ帝国を福音で征服する出来事が起こりました。
もう一つの約束は、主イエスが再び来られるということです。主イエスの昇天は弟子たちとの永遠の別れではなく、再び来られるという希望を与えました。これまでの主イエスの約束はすべて実現しており、再臨を待ち望むことは新しい信仰への転換を促すものでした。
再臨を待ち望む信仰
主イエスの再臨を待ち望むことは、受動的な信仰ではありません。それは、地の果てまで福音を宣べ伝える能動的で積極的な信仰です。現代の私たちにとって、地の果てとは家族や親族であると考えられます。つまり、家族伝道が地の果てまでの伝道に繋がるのです。家族が家族に福音を宣べ伝えることができれば、日本の伝道はあっという間に実現できるでしょう。
私たちには聖霊が共にいます。これは、私たちが家族伝道を行うことが可能であることを示しています。家族伝道は、他でもなく、今の自分に委ねられた神様からの最も重要な使命であることを覚え、祈り、伝えていきたいと思います。
新しいビジョンを持って生きる
私たちが天を見上げるとき、主の約束を思い出し、再臨を待ち望む信仰を持つことが大切です。私たちの信仰は、ただ待つだけでなく、行動を伴うものであるべきです。家族や周囲の人々に福音を伝えることを通じて、私たちの信仰を実践し、神の国を広げていくことを目指しましょう。新しいビジョンを持って、神様の使命を果たしていきたいと思います。
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