どん兵衛とバナナと鼻血

 

午前0時55分、新しい一日が始まる。

 

愛犬のノアちゃんとの散歩から戻り、どん兵衛とバナナを食べる。この組み合わせは長年続く私なりの食事スタイルだ。体が徐々に温まってくる中、突然の鼻血に見舞われた。これは初めての経験だ。少々疲れを感じたものの、仕事に取り掛かることにした。人間とは不思議なもので、ついネガティブに考えがちだ。単純なことでさえ、複雑に考えてしまう生き物なのだ。

 

コーヒーを片手に仕事へと没頭する。誰にも邪魔されない、自分だけの静かな時間。ふと甘いものが欲しくなり、手作りのサラミチョコレートに手を伸ばす。

 

我が家には甘いものが大好きな人がいるため、こっそり隠して食べているのだが、以前、巡礼の旅先で購入したチョコレートを見つけられてしまったことがある。そこで考え出した作戦がある。「食べ過ぎると肌に良くないよ」（科学的根拠は乏しいが）、「これは料理用のチョコレートだから」と言い聞かせたのだ。それ以来、チョコレートは私の引き出しの中で、安全に出番を待っている。

 

サラミチョコレートを一口。やはり絶品だ。コーヒーとの相性も抜群。

室温8度の中、ダウンジャケットを羽織って作業を続けることにする。

 

こうして1月5日が始まった。生きていく。