今朝のランニングは11キロ――
グレーがかった朝、肌に触れる空気はどこか優しく、ちょっぴり小雨も期待しながらスタート。けれど、本格的な「シャワーラン」にはならず、雲間から時折差し込むほのかな光とともに走り抜けました。
坂を登るたび、ふと湧き上がる小さな歓びを覚えます。
それは苦しみの中にこそ見える特別な喜び――限界を押し広げて、汗とともに「今」を生きている実感。以前は週100キロ以上を走る日常でしたが、最近はぐっと距離を減らしています。体は「楽になった」と静かに安堵しているのに、心はどこか物足りなさを訴えている。そんな不思議な自分に苦笑してしまう朝です。
考えてみれば、人の心はいつまでも青春のまま。年を重ねても、「昨日できたことは今日もできる」と信じてしまいがちです。けれど身体は正直です。体力や回復力は、徐々に変化していくもの。無理に心のペースだけに合わせて走ってしまえば、転倒や怪我のリスクが高まるのも当然です。
大切なのは、今の自分の身体ときちんと向き合い、その「年齢」に寄り添いながら走り続けること。「今日はこれで十分」と自分を肯定することです。それが、続けるコツであり、人生を楽しむ知恵かもしれません。
少し晴れ間がのぞくと、心も自然と明るくなるのが不思議ですね。
雨や曇りが続くと、人はつい気分が沈みがち。でもそれは、自然と私たちが深くつながっている証。爽快な青空の日も、どんよりとした灰色の日も、どちらも等しく私たちの日常です。
だからこそ、自然を大切に、今日も自分のペースで走り続けたい。共に生き、共に感じ合える「今」というこの一日を。
たとえ空が曇っていても、心の中のライトを100%点けて。
自分らしい一歩を積み重ねて過ごしていきたいものです。
さあ、今日も喜びと共に―― Let’s run for life!
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