父親としての一日――家族の絆が見える瞬間

 

 

今日は、まさに「家族の運転手」として一日を過ごしました。

朝は娘を駅まで送り、昼前には妻を駅まで。すると突然、津波の影響で電車が止まったという連絡が入ります。急遽、駅まで戻り、仙台駅まで妻を車で送り届けました。午後になると今度は娘からまた電話があり、バスで帰る、と言われたけれどもそのバスの時刻が

40分後であることがわかり、すぐに学校まで迎えに。気づけば今日だけで家族のために

ずいぶん車を走らせました。

 

朝ランで25キロものロングランを終えたばかり。疲労困憊の状態で本音を言えば少し休みたかったのですが、不思議なものです。家族のこととなれば、どんなに体がきつくても自然と体が動いてしまう。

「これは愛なのか、それとも義務なのか?」そんな問いが頭をよぎりました。しかし、

今日の自分の行動を振り返ると「使命」という言葉がしっくりきます。

 

父親であるということは、家族のために静かに、時に黙々と動き続けることなのかもしれません。ドラマチックな言葉や派手な感謝の表現がなくても、毎日の送り迎えや、ちょっとしたトラブルへの対応、疲れていても差し出せる手――そうした積み重ねが、家族というものを、目には見えないけれど確かに強いつながりで結んでいるのだと実感します。

 

父親だから特別偉いわけでも、誰かに褒めてもらえるわけでもありません。でも家族の中で「自分の役目」を精一杯果たすことで、家族みんなの安心や笑顔に貢献できているのだと思うのです。今日自分が感じた「使命感」は、家族それぞれが持っている役割や責任と同じように、誰かの大切な日常を支える力なのかもしれません。

 

時には、それが当たり前になって、感謝の気持ちも言葉も交わされない日もあるでしょう。でも、そんな「父親の日常」そのものに、家族の本当の姿――お互いを思いやり、支え合い、静かに愛を伝え合う――が込められているのだと、今日は改めて気づかされました。

 

少し休んで、また明日からも家族のために、自分なりのペースで走るか、歩いていこうと思います。

「父親の使命」とは、きっとこういう毎日の積み重ねの中にあるのだと。

 

お父さんたち、頑張りましょう!!!

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