1【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】2天は神の栄光を物語り/大空は御手の業を示す。3昼は昼に語り伝え/夜は夜に知識を送る。4話すことも、語ることもなく/声は聞こえなくても5その響きは全地に/その言葉は世界の果てに向かう。そこに、神は太陽の幕屋を設けられた。6太陽は、花婿が天蓋から出るように/勇士が喜び勇んで道を走るように・・・(詩編19編)
詩編19編は、神の栄光が天地万物を通じて語りかけている様子を美しく描写しています。「天は神の栄光を物語り、大空は御手の業を示す」との一節は、自然界そのものが神の存在を証ししていることを教えてくれます。この詩編は、目に見える世界に隠された真理を発見する歓びを私たちに示しています。
現代の私たちは、日々の忙しさの中で自然に目を向ける機会を失いがちです。しかし、詩編19編は、自然界を観察することで神の創造の技を再発見し、心を豊かにするよう促してくれます。一日の始まりから終わりまで、空の広がりや太陽の恵み、風のささやきが、神の愛と力を静かに語り続けています。この壮大な宇宙の中で、自分がどれほど小さい存在であるかを思うと同時に、それでも神が私たち一人ひとりに目を留めてくださることに感動を覚えます。
さらに、神の律法が「魂を生き返らせる-8節」と言及されています。それは、人間が人生の迷いの中で揺れ動くときに、律法が道しるべとなり、正しい方向へ導く力を持っているという意味です。つまり、神の言葉は私たちにとって精神的な糧であり、混沌とした時代の中で安心を与える存在です。この詩編は、自然を通して神を感じ、律法を通じて内面的な平和を見いだすようにと語りかけています。この詩を心に留め、自然を愛し、神の言葉に耳を傾けることで、私たちは新しい視点と希望を持つことができるのです。
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