9月1日。朝ランから一日が始まる――そんな朝でした。
目覚ましより早く目が覚め、4時ごろにランニングスタート。空はどんより、湿気がまとわりついていて、爽快感とは程遠い朝でした。それでも一歩一歩、足を前に出しているうちに思いがけない発見がありました。いつもとは違う細い道に入ってみると、そこは西公園に続いていたのです。朝の散策者もまばらで、公園の一角には飲料水の給水スポットがありました。空になったペットボトルに水を満たし、ひと息ついてからまた走り出す。こういう小さな発見が、単調な朝を少し特別にしてくれます。
今日は22キロを完走。途中で流した汗の量を考えると、体重が2〜3キロ減ったような感覚になります(もちろん大半は水分ですが)。走り終えた後の疲労感と達成感が混ざった心地よさは、言葉にしづらいものがあります。「いつまで走り続けるのか」はわからないけれど、今は走ることしかできないし、今を生きている実感を味わっています。
天気予報では、今日は暑く、明日は36度の予報だそうです。まるで夏が最後の力を振り絞っているかのような猛暑。けれど確実に季節は移ろい始めています。それを一番感じるのは、田んぼ道を走るときです。稲は実を付け、その重みで穂がたわみ始めています。もうすぐ収穫の時期。そんな風景を見ると、夏の終わりと秋のはじまりが同時に胸に迫ってくるようです。
暑さに翻弄される日々の中にも、季節の移り変わりは静かに進んでいる。夏の最後のあばれを受け止めながら、実りの秋を迎える準備をしていく。走ることは単なる運動ではなく、季節や体調、心の変化に気づく時間でもあります。
今日も無事に走れて、自然の小さな変化に気づけたことに感謝します。大げさでなくても、こうして一日一日を丁寧に生きることが大事なのだと改めて思います。皆さんも日常の中で小さな発見を見つけてみてください。朝の一歩が、思いがけない風景に導いてくれるかもしれません。今日も感謝して、精一杯に生きる。そんな一日でした。
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