9月最後の日に、秋の風を感じながら
フルマラソンを走った後は、数日〜数週間の休養を取るべきだと言われます。確かに、多くのランナーにとって適切なアドバイスでしょう。
しかし、私の場合、それはあまり当てはまりません。決して自分の体力に自信があるわけでも、うぬぼれているわけでもありません。ただ、ランニングは私にとって「日課」の一部であり、生活のリズムを支える柱だからです。
だから今朝も、走りました。距離は23キロ。
フルマラソンからわずか数日後でも、日課を崩さないために走るのです。朝の空気は澄み渡り、秋の気配がほんのりと漂い始めていました。呼吸をする度に、季節の香りが胸いっぱいに広がります。
今日は西公園を通り、国宝・大崎八幡宮の周辺を走って帰ってきました。愛宕橋では、見慣れたハクチョウたちが元気そうに泳いでいました。あの子たちは少しずつ身体が大きくなっています。
ここ仙台で暮らして3年。人も生き物も、時とともに成長し、やがて衰えていく。それは自然の法則であり、人が避けることのできない宿命です。
しかし、その宿命の中にも救いの光があります。
イエス・キリストの十字架の死と復活によって、救いへの扉は開かれました。ただし、それは信じて受け入れる者にのみ与えられる恵み。この条件は、逆説的ながら公平なのです。
サンティアゴ巡礼へ向けて
今日は9月最後の日。
あと1か月で、私の「サンティアゴ・デ・コンポステーラ祈りの旅」が始まります。旅の準備はこれから本格化しますが、この巡礼は、今の生活から離れ、完全に一人で過ごせる唯一の時間になるでしょう。
人生の中で、こうした孤独と向き合う時期は大切だと思います。そしてその時間は、おそらく私自身を内側から作り変えてくれるはずです。
今日も、最後まで生きることに力を注ぎます。
ランニングも、祈りも、日々を支える大切な営みとして。
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