朝ラン25キロ完走とハクチョウ

 


🕊️導かれた朝──白鳥と祈りの道

今朝のランは、少し遅めの6時前にスタート。 通勤の車が増え始める時間帯、街はすでに動き出していた。 走り出すと、全国女子大駅伝に向けてか、若い女子ランナーたちの姿が目に入る。 大手町付近で目撃された熊はまだ捕獲されていないようで、今日はその方面には向かわず、東北大学の前を通り、荒井方面へ。 4号線にはすでに多くの車が走っていた。 今日も、生きるための、頑張るための走りだ。

 


気づけば、田んぼ道に入っていた。 この道は、まるでサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路のような雰囲気をまとっている。 今度の巡礼ルートには山はないが、延々と続く道を歩くことになる。 先が見えない道──それは人生そのものかもしれない。 そんなことを考えながら走っていると、空に白鳥の群れが現れた。

 


30羽ほどのハクチョウたちが、見事なV字編隊で北上していた。 もしかして、何かを通り過ぎてしまったのか? そんな想像をしながら、写真を撮った。 美しい。 自然の秩序と力強さが、空に描かれていた。

 


今日は休もうかと思っていたが、走り出してよかった。 この道を選んでよかった。 もしかして、導かれたのかもしれない──いや、きっとそうだろう。 感謝の気持ちが、胸いっぱいに広がった。

 


快晴の空。 冷たいけれど澄んだ朝の空気。 今日も、頑張って生きること。 それが、私に与えられた使命なのだ。

 

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