雨上がりの32kmの朝ラン。

 


雨上がりの32kmの朝ラン。

この二日間、階段トレーニングで体を鍛え、今日は3日ぶりのランニング。雨上がりの澄んだ空気の中、32キロを走り切りました。しばらく足を運んでいなかった道も通り、懐かしい景色と新しい発見のある朝ラン。息は上がるものの、心は不思議と軽くなっていました。

 


しかし、走りながらふと頭をよぎるのは、日々報道される熊の出没と被害のニュース。住宅街や通学路にまで出没する事例も増え、危険は私たちの日常のすぐそばまで迫っているように感じます。根本的な対策を講じない限り、この状況はますます悪化し、被害も拡大するでしょう。

 


わかっているのに動かない。結局、問題は「お金」なのかーーそんな結論に行き着く自分がいます。国が本腰を入れて動かなければ解決は見えないと、誰もが感じているはずです。犠牲の報道が繰り返される中、国は一体どれほどの犠牲者を待っているのか。考えれば考えるほど、心が重くなります。

 


けれど、そんな朝にも、明るい出来事はありました。ランの途中、川辺で白鷺が一羽、静かに水面を見つめていました。近づいても逃げず、まるで「今日も頑張れ」と言ってくれているよう。空には雲の切れ間から朝日が差し込み、水面が金色に輝きました。その瞬間、重い話題も忘れ、ただ自然の美しさに心を奪われていました。

 


日常には暗い問題と同じくらい、小さな喜びもあります。走れる体を与えられたこと、きれいな景色を見られたこと、そして誰かとこの話を共有できること。それら全部が、私たちが前に進む力になるのだと思います。



今日も一歩ずつ、前へ。



 

 

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