雨上がりの新しい朝 ― 命の恵みに感謝して

 


雨上がりの新しい朝命の恵みに感謝して

夜が明け、雨上がりの新しい朝を迎えました。
この光景を目にできること、その空気を胸いっぱいに吸い込めることは、決して当たり前ではありません。昨日の夜が人生最後の日となった人たちもいます。私たちはその人たちがもう見ることのできない今日を、生かされて迎えています。

だからこそ、授けられたこの命と、今この瞬間の朝に心から感謝し、精一杯に生きたいと思います。


森の中を駆け抜ける33キロ

今日の朝ランは33キロ。雨上がりの早朝の空気は格別で、まるで森全体が息を吹き返したようでした。
肺の底まで届く新鮮な空気が、走り続ける私をやさしく包み込みます。

太白山・自然観察の森の中は、まだ人影もまばら。ひとり、静寂を切り裂くように足音だけが響きます。このひと時もまた、大きな恵みです。

やがて東の空から朝日が昇り、木々の葉を黄金色に染めながら道を照らし始めます。光に包まれ、折り返し地点へと走る足取りは自然と軽くなります。



目覚める街と祈り

森を抜け、街へ戻る道では車が少しずつ増え、仕事へ向かう人々の一日が始まります。
その光景を見ながら、心の中でそっと祈ります。

今日も怒らず、憎まず、妬まず、欲張らず――
譲り合い、助け合い、支え合って共に生きる一日でありますように。

この祈りは、私自身への約束であり、周りの人々への願いでもあります。


生きること、それ自体が使命

雨上がりの新しい朝。
それは人生のページに静かに加えられた一行のように、淡く、しかし確かな意味を持っています。

今日も生きること。
それだけで、すでに大切な使命を果たしているのかもしれません。

 

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