濃密な一週間を越えて:30kmの道のりと、空にかかった希望の虹
先週からの一週間は、まるで嵐のようでした。しかし、それは破壊的な嵐ではなく、一つの大きな実りを生み出すための、創造の嵐だったのかもしれません。
すべては、12月20日に行われる仙台長町教会クリスマスコンサートのプログラム作成のため。私はこの一つのプロジェクトに、文字通り全身全霊を捧げていました。連日徹夜に近い状態で作業に没頭し、心身ともに限界に近い状態でしたが、不思議と心は充実感に満たされていました。
今回のプログラムは、単なる当日の案内状ではありません。コンサートの感動をいつでも思い出せるように、そして、この特別な日を記念する「冊子」として手元に残るものにしたい。そんな想いを込めて、構成からデザイン、文章の一つひとつまで、こだわり抜きました。
しかし、本当の試練はそこからでした。完成したデザインを印刷会社が求めるPDF形式のデータに変換する作業が、これほどまでに大変だとは…。わずかなズレが許されず、何度も再アップロードを求められる日々。そのたびに原因を探り、修正し、試す。先の見えないトンネルをひたすら進むような感覚でした。そして、ようやくすべてのチェックをクリアし、注文ボタンを押すことができたのは、今日の午前1時を回った頃でした。
すべてを出し尽くし、あとは祈りの旅の準備が待っている。しかし、ほとんど眠っていないにもかかわらず、私の内側から「走りたい」という強い衝動が湧き上がってきたのです。
いてもたってもいられず、午前3時半にランニングシューズの紐を結びました。今日は新しいコースへ。榴岡公園を経て、日の出町方面へ。4号線沿いを走り、仙台中央卸売市場を通り過ぎ、荒井へ。まだ深い闇に包まれた街を、慣れない道を選んで走りましたが、残念ながら心惹かれるコースではありませんでした。きっと、ここを走るのはこれが最初で最後になるでしょう。
それでも、走り慣れた道に戻ってからは、無心で足を前に運び続けました。そして、6時20分ごろ、無事に教会へ到着。距離は30km。走りきれたことへの感謝が、静かに込み上げてきました。
そして、走り終えた私の目に飛び込んできたのは、空にかかる美しい虹でした。
それはまるで、この一週間の苦闘をすべて洗い流し、祝福してくれるような光景でした。神様が「いつも共にいる(インマヌエル)」という、その確かな約束をもう一度思い出させてくれる、希望の架け橋のようでした。
今日から、本格的に祈りの旅への荷造りと準備を始めます。
今日も、与えられた命を精一杯生きる。そのシンプルな真理を胸に、新たな一歩を踏み出します。
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