12月スタート

 


🌄 複雑な世界を、シンプルに生きるということ

― 早朝ランニングと信仰のまなざし

今日は朝3時半ごろ、まだ夜の帳が下りたままの中、ランニングをスタートしました。 外の気温は7度。冬の本格的な装いにはまだ早いけれど、暗闇を走るにはライトが欠かせません。 特に今日は田んぼ道を走ったので、足元を照らす光がなければ、どこかで躓いてしまいそうでした。

ほとんど人の気配もなく、ただ自分の足音と呼吸だけが静けさの中に響きます。 国道沿いに出ると、ひっきりなしに物流トラックが走っていました。 それぞれが、誰かのもとへ必要なものを届けるために走っている。 中には、昨夜から休まずに運転しているドライバーもいることでしょう。

 


🚚 走り続ける人々と、支えられている私たち

私たちが朝、パンを買い、牛乳を手に取ることができるのは、 こうして夜を徹して働く人々の存在があるからです。 けれども、ふと考えました。 お金があっても物が手に入らず困っている人がいる。 反対に、物があってもお金がなくて買えない人もいる。 世界には、難民キャンプで今日の食事さえままならない人々もいます。

なんだか、世界はとても複雑です。 でも、もしかしたらそれは、人間が複雑に考えたがる存在だからかもしれません。 聖書もまた、人の心のねじれや混乱を、繰り返し指摘しています。

 


🌱 シンプルに生きるということ

最近、「シンプルに生きよう」という言葉をよく耳にします。 複雑な世界の中で、シンプルな生き方を選ぶ。 その響きは美しく、心惹かれるものがあります。

でも、現実はそう簡単ではありません。 仕事、人間関係、経済、健康、信仰私たちの人生は、まるで絡まった糸のように複雑です。

では、だからといって「もう無理だ」と諦めるべきでしょうか? いいえ、そうではありません。


 

🔍 シンプルさとは「何も考えないこと」ではない

「シンプルに生きる」とは、何も考えずに生きることではありません。 むしろ、複雑な現実をしっかりと見つめたうえで、 本当に大切なものを見極め、そこに心を向けて生きることだと思うのです。

たとえば――

            すべてを自分で背負おうとするのではなく、神に委ねること。

            何が正しいか分からないとき、「愛に生きる」ことを選ぶこと。

            未来が見えないとき、「今日」という一日に感謝して生きること。

これらは、決して「簡単」ではありません。 でも、信仰によってシンプルに生きる道は、確かに存在します。

 


✝️ 光を携えて、暗闇を走る

暗い田んぼ道を走るとき、ライトがなければ足元が見えません。 人生もまた、暗闇の中を走るようなときがあります。 でも、私たちには信仰という光があります。

「あなたのみことばは、私の足のともしび、私の道の光です。」(詩篇119:105

この光があるから、私たちは躓かずに進むことができるのです。 たとえ世界がどれほど複雑でも、 たとえ心が揺れ、道に迷うことがあっても、 主の光があれば、私たちは前に進むことができる。

 

🕊️ おわりに

今日もまた、世界は動いています。 誰かが誰かのために走り、誰かが誰かのために祈っている。 そして私たちもまた、与えられた今日という一日を、主の光の中で走っているのです。複雑な世界の中で、シンプルに生きる。 それは、神の愛に立ち返り、信仰に生きること。 今日も、明日も、その光に照らされながら、 希望と勇気をもって歩んでいきましょう。

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