最高の一日を



「最高の一日」は、天気ではなく「決断」で決まる

32kmの夜明け前ランニングで考えたこと~

今朝は32キロを完走しました。 走り出した時の突き刺すような冷たい空気が、走るうちに身体の熱と混じり合い、やがて心地よい空気へと変わっていく。暗闇の道をひたすら走りながら、私はある一つのことを考えていました。

「今日という一日を、どのように生きるか?」

私の答えはシンプルです。 「今日は、最高の一日として生きる」 そう決めました。

これは、「良いことがあったら最高の一日になる」という受け身の姿勢ではありません。環境や状況、天気がどうであれ、私自身の強い意志によって「今日は素晴らしい日だ」と先取りして決断することです。

 


時間泥棒に、あなたの「最高」を奪わせてはいけない

私たちは皆、平等に「時間」という命を与えられています。 しかし、その大切な時間を、他人の無礼な振る舞いや、予期せぬトラブルといった「邪魔者」によって奪われてしまうことが多々あります。

誰かの心ない言葉に腹を立て、イライラして過ごす数時間は、まさに「人生の浪費」です。他人の行動に振り回され、自分の心を怒りで満たすことは、大切な自分の一日をドブに捨てるようなものです。

「今日は最高の一日にする」という決断は、こうした外的な要因に、私の心の主導権を渡さないという宣言でもあります。

 


「最高の一日」を守り抜くための3つの構え

とはいえ、生きていれば急に割り込んでくる「邪魔者」は必ず現れます。 それでもなお、強い意志を貫き、平安を保つためには、いくつかの「心の構え」が必要です。

1. 「反応しない」という強さを持つ

邪魔者が現れた時、多くの人は反射的に「怒り」で反応してしまいます。しかし、反応した時点で、相手の土俵に乗せられています。 「ああ、何か言っているな」「割り込んできたな」と事実だけを受け止め、感情を反応させないこと。無視する力は、逃げではなく、自分の時間を守るための「強さ」です。

2. 相手を「背景」の一部とみなす

映画の主人公が、背景の通行人にいちいち腹を立てないように、あなたの人生という物語において、邪魔者は単なる「背景(エキストラ)」に過ぎません。 「最高の一日」というメインストーリーを進める主役はあなたです。背景のノイズに、主役のエネルギーを注ぐ必要はありません。

3. すぐに「修正」する決断

もし、心が波立ってしまったとしても、「今のナシ!」とすぐに切り替えることです。 「さっきの出来事は不快だった。でも、それによって残りの時間まで不快にする必要はない」と、再度決断し直すのです。何度転んでも、その都度「ここからまた最高の一日が始まる」と決めればよいのです。

 


今日の残りの時間も、そして明日も。 何が起きようとも、それはあなたの「決断」次第で、必ず祝福された最高の一日になります。揺るぎない意志を持って、今日というかけがえのない時間を、喜びで満たして歩んでいきましょう。



  

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