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2026年5月12日火曜日

境界線を越えて響き合う

 


境界線を越えて響き合う ―― 疲労の先にある「新しい出会い」

心地よい重みと、狂おしくも愛おしいリズム

ホテル日航成田の部屋で、ようやくこの文章を綴っています。長い、実に長い一日でした。早朝の仙台で自分と約束した25キロを走り抜き、そのまま成田へと移動。そこから夜21時まで続いたセミナーの熱気。普段ならすでに深い眠りの中にいる時間ですが、今日は心地よい疲労感と共に、昂ぶった精神を静かに整えています。

いつも守っている生活のリズムが狂うとき、私たちはどこか心許なさを感じます。しかし、その「狂い」こそが、日常の殻を破り、新しい風を呼び込む隙間になるのだと、今ひしひしと感じています。


 


「疲れ」という名の収穫祭

さすがに、身体は正直です。6日間連続したランニングと長距離移動、そして言葉を尽くしたセミナー。そのすべてが重なり、肩にはずっしりとした重みが乗っています。

けれど、その疲れと引き換えに手に入れたものは、あまりにも豊かなものでした。アメリカから、韓国から、そして日本各地から。同じ「主を仰ぐ」という目的のために集まった人々との出会い。国籍も、背景も、歩んできた道のりも違う。それでも、ひとたび言葉を交わせば、そこには深い共鳴が生まれました。

ホテルの夕食を囲み、美味しい料理に舌鼓を打ちながら分かち合った対話。それは、規則正しい日常の中だけでは決して味わうことのできない、魂の滋養となる時間でした。


 


集められた者たちが織りなす「主の庭」

私たちは、自分の居場所や、自分が作り上げたリズムの中に安住したいと願います。けれど、神様は時に私たちをそこから連れ出し、未知なる出会いの中へと投げ込まれます。

聖書は、異なる場所から集まる者たちの尊さをこう記しています。

「見よ、兄弟が和気あいあいと共にとどまるのは、いかに楽しく、いかに麗しいことか。」(詩編 1331節)

この「麗しさ」は、単なる仲の良さではありません。それぞれが自分の十字架を背負い、自分の巡礼路を歩んできた者たちが、一箇所に集められたときに放つ、命の輝きです。  身体が疲れているのは、それだけ心を動かし、他者の存在を受け入れた証拠でもあります。疲れは、愛の「分量」でもあるのです。


 


リズムの乱れを、希望の調べに

明日はセミナー講演担当のない韓国の先生方々ご案内し、共に日本の食と文化を楽しむ時間が待っています。  喉の状態を気にしながら、それでも「何とかなる」と信じられるのは、今日出会った人々の笑顔が、私の中に新しいエネルギーを注いでくれたからです。

効率や健康管理だけを見れば、無理は禁物かもしれません。しかし、不条理なほどに忙しく、リズムが乱れる瞬間にこそ、神様は「サプライズ」を用意しておられます。自分の計画を超えたところで出会う誰かの眼差し。それこそが、明日を生きる新しい勇気となります。


 


整えられた心で、再びの朝へ

あなたも今、何かに疲れ果て、自分のペースが乱されているように感じてはいませんか?    その疲れを、どうか否定しないでください。それはあなたが、外の世界に向けて心を開き、誰かと、あるいは何かに誠実に向き合った証です。 今夜は、その疲れを主に委ねて、ゆっくりと目を閉じてください。目覚めたとき、昨日の出会いが、あなたの内に「新しい歌」となって響き始めているはずです。

成田の静かな夜から、皆様の平安を祈ります。

今日も、共に前進です。

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