いよいよ日本列島を梅雨前線が北上し、仙台にも本格的な雨の季節が近づいてきましたね。空は鉛色に覆われ、湿度で身体は重く、どうしても心が内向きになりやすい時期です。しかし、見方を変えれば、梅雨は自然界が命を育むために与えられた「深い恵みの時間」でもあります。憂鬱になりがちなこの季節を、ただ耐え忍ぶのではなく、心身ともに快適で豊かに過ごすための「黄金の秘訣(あまり知られていない過ごし方)」をいくつかお伝えします。日本で36年間暮らした経験からの知恵です。
1. 仙台の梅雨ならではの秘訣:「冷たい湿気」を食で追い出す
一般的な梅雨の対策は「冷房や除湿機で涼しくする」ことですが、太平洋側に位置する仙台の梅雨は、冷たい海風である「やませ」の影響で、湿度が高いのに「肌寒い」という特殊な環境になります。この「冷えと湿気」の組み合わせが、体力を奪い、心を憂鬱にする最大の原因です。
- 内側からの「除湿」: 東洋医学では、体内に溜まった余分な水分が「重だるさ」を生むと考えられています。日々の食卓に、水はけを良くする食材(小豆、黒豆、とうもろこし、ハトムギなど)を取り入れてみてください。
- スパイスと薬味で「熱」を作る: 豚キムチや餃子などのお肉料理に、生姜、シソ、ネギ、みょうがといった薬味をたっぷりと効かせることで、胃腸を温めながら汗と共に湿気を外へ逃がすことができます。
2. 嗅覚で「家の中と外」に明確な境界線を引く
雨の日は気圧の変化により、自律神経が乱れやすくなります。そこで、脳に直接働きかける「嗅覚」を使って、意図的に気分を切り替えます。
- 玄関の「ハッカ油(ペパーミント)」: 帰宅した際、ジメジメとした外の空気と一緒に家に入らないよう、玄関のマットや空間にハッカ油を少しだけスプレーします。扉を開けた瞬間にスーッとした清涼感が広がり、雨の重苦しさを一瞬で断ち切る「スイッチ」になります。
3. 雨の日だけの「特権」を味わう
外に出るのが億劫になる雨ですが、実は雨の日にしか得られない恩恵があります。
- 世界で一番空気が澄んだ時間のランニング: 雨は空気中の塵や埃、排気ガスをすべて洗い流してくれます。そのため、雨の中を走ったり歩いたりする時の空気は、晴れの日よりも圧倒的に清浄です。雨音のリズムと自分の足音、脈打つ心臓の音だけが響く静寂の世界は、深い思索のための極上の時間となります。(これは経験した者だけがわかるシャワーランの良さですが・・・傘をさして歩くのも良いです。)
- シニアへの優しいケア: 冷えと湿気は、人間だけでなく高齢の動物の関節にも負担をかけます(高齢のノアちゃんが心配ですが・・・)。雨の中を歩いた後、あるいは外に出られない日に、温かく絞ったタオルで優しく体を拭き、マッサージをしてあげる時間は、言葉を超えた温かい心の交流となります。
4. 晴れの日への「免罪符」として、空白の時間を愛する
「天気が良いから外に出なければ、何か生産的なことをしなければ」という無意識のプレッシャーから、私たちを解放してくれるのが雨です。
- 堂々と「内にこもる」: 雨の音は「1/fゆらぎ」と呼ばれるリラックス効果を持っています。この自然のBGMに包まれながら、いつか訪れる遠い異国の地のために語学の勉強に没頭したり、静かにご自身の内面と向き合って文章を綴ったりする。雨が降っているからこそ、「堂々と内にこもって、自分の魂を磨くこと」が許されるのです。(小雨なら走りますが、強い雨にはランキングは休むことにしています。決して無理しない。以前はどんな日にも走り出したのですが・・)
梅雨の雨は、やがて来る眩しい夏に向けて、大地も人間も「深く根を張り、力を蓄える」ための時間です。湿気や憂鬱さに飲み込まれるのではなく、ご自身の知恵と工夫で、この雨の季節を「豊かな恵みの雨」へと変えていってください。梅雨のこの時期、家の中でゆっくりと腰を据えて深めてみたい学びや、挑戦してみたい料理はありますか。 私は、11月に迎える10度目のサンティアゴの祈りの旅に向けて、少しずつ準備を始めています。 ちょうど出発まで5か月となり、今日の礼拝後の長老会では「あと3回でサンティアゴ巡礼は卒業します」と宣言しました。 12回で一区切りをつける予定です。
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