2022年12月28日水曜日

葬儀礼拝説教の中から

 


「心を騒がせるな。神を信じなさい。そして、私をも信じなさい。私の父の家には住む所がたくさんある。もしなければ、あなたがたの為に場所を用意しに行くと言ったであろうか。行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻って来てあなたがたを私のもとに迎える。こうして、私のいる所に、あなたがたもいることになる。私がどこへ行くのか、その道をあなたがたは知っている。」トマスが言った。「主よ、どこへ行かれるのか、私達には分かりません。どうして、その道を知る事ができるでしょうか。」イエスは言われた。「私は道であり、真理であり、命である。私を通らなければ、誰も父のもとに行くことができない。あなたがたが私を知っているなら、私の父をも知ることになる。今から、あなたがたは父を知る。いや、既に父を見ている。」(ヨハネによる福音書1417節)

 


Y姉は去る1224日土曜日に天に召されました。この地上で許された101年と8か月の人生を終えて神様の御許へ帰られました。私がY妹に初めて出会ったのは2018124日の日でした。この教会に赴任した最初の年の冬に大年寺階段を上って姉妹が過ごしておられる施設を訪ねて行きました。ちょうどその日は日差しが温かく、お昼の後、ロビーのソファーで休んでおられました。初めての対面だったので自己紹介をすると歩いて来られたのですか?と言われました。多くの言葉は語り合ってはいませんでしたが、とても穏やかな方だという印象を受けました。それが姉妹との最初であり、最後の対面となりました。しかしほぼ毎日施設の前を歩いたり、走ったりして通っていたので姉妹のことを覚えて祈りの日々を送っていました。・・・・・・・(中略)

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今朝、明け方頃、教会墓地があるみやぎ霊園に行って参りました。少なくとも月一回は歩いて必ず行っていますが、今日は特別な思いをもって、さらに今日の準備もあるために走って行って参りました。墓地に着くと碑石に刻まれている37名の教会の兄弟姉妹方のお名前を見ながらY姉妹がご主人のT兄を含めて皆さんから心温かく迎えられることを想像しながら祈りをささげました。何よりもT兄弟が一番喜ぶことでしょう。・・・・・・(中略)

 

私たちはもう姉妹のお姿を見る事は出来ませんが、しかし姉妹が歩んで来られたこの世での足跡はずっと私達の心の中に残る事でしょう。そして私たちも神様の恵みに頼って天の御国へと導かれていくのです。私たちは、人間の知恵でははかりがたい「恵み」を感謝して受け止め、そのように取り計らってくださる神様に栄光を帰したいと思います。この神様のはかりがたい恵みに感謝し、信頼しつつ、Y姉妹の魂を主の御手に委ねたいと思います。

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