デジタル書庫 ―― 祈りの旅路

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2026年5月23日土曜日

朝ラン32キロ完走(5:17/km)

 


冷たい9度の風と、固い扉を開ける「心の鍵」

澄んだ空気と、夜明け前の足音

二日間の休息を経て、今朝は5時前に靴紐を結び、ランニングに出発しました。

外に出ると、空気がきりっと張り詰めています。温度計を見ると、久々に気温は一桁の「9度」を指していました。この冷え込みに適したウエアをしっかりと選び、静寂の街の中へスタートを切ります。今日のコースは、東北大学のキャンパスを抜け、尚絅学院中高のコースへ。途中で新寺町の静かな街並みを走り抜け、気がつけば32キロを完走していました。これで今週の走行距離はトータル110キロとなります。

肌に触れる冷たい風、一定のリズムを刻む呼吸。気温といい、空気の澄み具合といい、今日はランナーにとってこの上なく走りやすい、恵まれた朝でした。

 


完璧な条件を待つことの罠

心地よい疲労感の中でストレッチをしながら、ふと深い思索に導かれました。 走るための「環境」と「状況」が整っていることは、確かに重要です。今日のように涼しく、休息が十分にとれた状態であれば、足は自然と前へ出ます。

しかし、毎日のようにランニングに適した完璧な環境と状況が整うでしょうか。 答えは「不可能」です。 雨が激しく打ちつける日もあれば、蒸し暑さに息が詰まる日もあります。仕事の疲労で体が鉛のように重い朝もあるでしょう。その「条件が悪いとき」にこそ真価を問われるのが、環境や状況を克服して走り続ける「揺るぎない意志」です。

実は、ランナーにとって一番大事なのは、シューズの性能でも天候でもなく、この揺るぎない意志なのです。もし、「環境」や「状況」を優先し、「今日は天気が悪いから」「疲れているから」と条件に左右されていれば、決して長く走り続けることはできません。

 


錆びゆく意志と、心を磨く地味な作業

これは、私たちの「人生」という長距離走においても全く同じではないでしょうか。

現代社会を生きる私たちは、常に効率や快適な環境を求めがちです。「もっとお金があれば」「職場環境が良ければ」「心が落ち着いたら」と、完璧な条件が整うのを待ってしまいます。しかし、人生においてすべての環境が完璧に整う日など、おそらく一日もありません。困難な状況や、立ちはだかる環境の「固い扉」を開けるカギとなるのは、いつだって私たちの「強い意志」です。

 


しかし、ここに一つの厄介な事実があります。 どれほど強い意志というカギを持っていても、それは放っておくと、日々の忙しさや周囲の冷たい言葉という湿気にさらされ、すぐに「さびて」しまうのです。さびついたカギでは、もはや重い扉を開けることはできません。だからこそ、私たちには毎日、カギを磨く地味な作業が必要になります。 何を磨くのか。それは「心」です。

  • 立ち止まり、静まる時間を持つこと
  • 自分の現在地を、素直に点検すること

そして何より、「祈りとみ言葉(聖書)」によって心を磨くならば、これに勝るものはありません。

 


永遠の言葉を、心の砥石として

環境や状況は、毎日のようにコロコロと変わります。現代のニュースやSNSの情報も、濁流のように私たちの心を揺さぶり、不安にさせます。だからこそ、私たちは「決して変わらないもの」に触れる必要があります。 聖書に記された神様の言葉は、時代が変わっても決してすり減ることのない、確かな「心の砥石」です。

「苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生む」(ローマの信徒への手紙 53-4節)このような普遍的な真理に触れ、静かに祈りを捧げる朝の5分間。それは、さびついて鈍くなった私たちの「意志の扉」を、再びピカピカに磨き上げる、尊いメンテナンスの時間なのです。あなたの手の中にある「意志のカギ」は今、さびついていないでしょうか。 もし、周りの環境や人間関係に疲れ果て、カギを回す力すら残っていないと感じる日があるなら、無理に扉を開けようと焦る必要はありません。まずは静かに座り、祈りとみ言葉によって、心のさびを優しく落としてみてください。

あなたの心さえ磨かれていれば、時が来たとき、必ずその重い扉は開きます。 冷たい風の吹く日も、足取りの重い日も。神様の愛という決して変わらない環境の中で、あなたの歩みは確かに守られています。

今日も、共に前進です。

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