デジタル書庫 ―― 祈りの旅路

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2026年6月11日木曜日

ただいま!

 


混沌の世に灯る、小さな尻尾の揺らぎ——「今日」という恵みを生きる

冷水の感覚と、明日への助走

午前中の大掃除と教会の働きを終え、少しの休息を求めて「サンピア」へ足を運びました。第2・第4木曜日はサービスデーで、少しお得に利用できる日です。価格のハードルが下がるだけで、岩盤浴やサウナがぐっと身近な存在になります。でも今日はそちらには立ち寄らず、静かに入浴だけを選びました。

温かいお湯から上がり、今度は冷水に右足の指をそっと浸します。「明日からまた、あの道を走りたい」。その強い願いを胸に、冷たさのなかでリハビリを繰り返しました。身を切るような冷水がもたらす確かな身体感覚のなかに、少しずつ回復へ向かう足元の確かな温度を感じていました。

 


揺れる世界と、私たちの現在地

一歩外へ出れば、世界は常に波立っています。 今、アメリカとイランの間では、やられたらやり返すという報復の連鎖が続いています。それは決して遠い海の向こうの出来事ではなく、ガソリン価格の変動や、スーパーで手にする商品の値上げとして、私たちの日常に直接影を落としています。しかし、もしこの争いが終われば世界が急に平和になり、永遠に安定した生活が約束されるのかといえば、そうではないことを私たちは知っています。世界は常に混沌としており、明日は何が起こるか分かりません。この日本という地に生きる限り、巨大地震や津波、火山噴火といった見えない脅威と常に隣り合わせでもあります。先行きが不透明な時代。次々と押し寄せる不安の波のなかで、私たちが本当に安心して生きられる道はどこにあるのでしょうか。

 


「今日」という錨を下ろす

このような思い煩いのなかに生きる私たちに向けて、主イエスは静かに、しかし力強く語りかけます。「明日のことまで思い悩むな」

それは、未来から目を背けることではありません。コントロールできない明日の不安に心をすり減らすのではなく、「今」を精一杯に生きなさいという愛に満ちた招きです。

  • 与えられた「今日」という24時間に感謝すること
  • すぐそばにいる家族に温かい言葉をかけること
  • 出会う隣人を大切にして生きること

混沌とした世界を変えることはできなくとも、自分の手の届く範囲に愛を注ぐことはできます。それこそが、揺れる世界に流されないための確かな錨になるのです。

 


帰る場所にある、変わらない温もり

家へ帰ると、ドアを開けるなりノアがちぎれんばかりに尻尾を振って出迎えてくれました。外の世界がどれほど混沌としていようとも、帰ってきたときに無条件で喜んでくれる命があること。その事実が、心を深く癒してくれます。

ただいま!夜遅く、アルバイトを終えて疲れて帰宅する娘を一番に迎えてくれるのもノアです。また仕事を終えて帰って来た妻を一番先に迎えてくれるのもノアです。その無垢な喜びに、娘や妻もどれほど安心していることでしょう。だからこそ、私たち家族は毎日ノアに言い聞かせるのです。「長生きしてね」と。

明日のことは誰にも分かりません。だからこそ、回復しつつある右足の感覚を確かめながら、今日この家にある温もりをただ深く抱きしめたいと思います。お風呂屋さんから帰ってきて焼きそばを作って二人で美味しく食べました。

今日も、共に前進です。

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