2024年1月9日火曜日

シンプルに生きる

 


人々は自分に都合の良いことを聞こうと、好き勝手に教師たちを寄せ集め、真理から耳を背け、作り話の方にそれて行くようになります。しかし、あなたは、どんな場合にも身を慎み、苦しみを耐え忍び、福音宣教者の仕事に励み、自分の務めを果たしなさい。(テモテへの手紙二4章)

 


多くの場合、いいえ、ほとんどの人は自分を批判し、非難するのに喜ぶ人はいない。仮にそれが客観的に見て確かであったとしても嫌な気分になるのが人間である。なぜだろうか?なぜ正しいことを言われたのに人は不愉快な気持ちになるのだろうか?それは自分でも分かっていることを人に言われたからである。そして自分自身もそれは嫌であることが分かっているために人に言われて余計に腹が立つ、という現象が起こるのである。だから人は自分を褒めてくれる人、自分の弱点を取り上げず、いつも良い事ばかり言ってくれる人々に親しみを感じ、そういう人を好むのである。しかしそういう人々の間にだけいると成長することも、成熟することもできず、弱点はなおらず、ますます悪くなるだけである。人が成長するためには苦痛の道も通らなければならない。批判の道も、非難する道も通らなければならない。様々な道を通り、あらゆる道を経験して始めて自分の道が分かるようになる。

 

結局、批判の声、非難の声に影響を受けない強いメンタルがカギとなる。そして反対の意見も心を広くして聞いてあげる心、まるでスポンジのような、あらゆる意見をすべて吸収できる心が必要である。スポンジは棘まで吸収できるが、決して自分は傷を負わない。そういうスポンジの心が必要である。そういう心を持つことは出来る。自分は出来ないと思う人は出来ないし、出来ると思う人は持つことができる。ただそれだけのことである。物事をあんまり複雑に、深刻に、否定的に受け止めず、出来るかも知れないと考えれば良い。時にはシンプルな思考が必要な時もある。今がそれが必要な時である。今日もシンプルに生きよう。

 

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