私の住んでいる近くには「大年寺山」と呼ばれる場所があります。山といっても、皆さんが想像するような高い山ではなく、少し小高い場所といった感じです。その山へ登る道はいくつかありますが、中でも255段の階段を上っていくのが一般的です。この階段は、多くの人が体力づくりのために利用しています。私も以前は毎日欠かさずこの階段を上っていました。時にはトレーニングの一環として、往復20回も上ったり、駆け下りたりしたこともあります。しかし、現在は朝のランニングで十分トレーニングできているので、階段を上ることはなくなりました。
この階段を登り切ると、大きな石に「前進」という文字が刻まれています。その「前進」という言葉が好きで、以前は毎日「今日も前進だ!」と自分に言い聞かせながら階段を上っていました。今日もまた「前進」です。たしかに前に進むことは大切ですが、ただやみくもに進むだけでは何となく良さそうに聞こえるものの、「何のために」「誰のために」進むのかが分からなくなり、途中で迷ってしまうこともあります。前進すること自体も大切ですが、はっきりとした目的を持って進むことがより大切だと思います。自分のために、家族のために、そして周りの人々のために前進できるなら、本当に素晴らしいことだと思います。できれば、みんなと一緒に前進できるのが一番良いですね。
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