デジタル書庫 ―― 祈りの旅路

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2026年5月7日木曜日

「ただいま」を待つ台所

 


「ただいま」を待つ台所――小さな愛が満ちる夕暮れに

夕暮れのキッチンから始まる一日

連休明けの今日、空気には少し疲れの色が混じっていました。 娘の実習が始まり、16時半ごろに終わると聞いていました。 保育園での実習だからか、朝は荷物がいっぱい。 その背中を見送りながら、 「きっと帰りには、疲れたと言うだろうな」 そんな予感がありました。

 


「今日の夕食は何?」が聞こえてくる前に

実習が終わるころ、ラインが届くでしょう。 「疲れた! 今日の夕食は何?」(我が家では母親ではなく、父親に聞くようになりました。) その声が聞こえてくる前に、 わたしは台所に立ちました。

今日は、豚こま南蛮漬け。 酸味と甘みがほどよく混じり、疲れた身体にすっと染みる味。 そして帰り道に、サーティワンのアイスクリームも買ってきました。 これなら、きっと喜ぶはず。 そんな小さな確信が、夕暮れの台所に灯りをともしました。

 


親としての「ささやかな祈り」

子どもが頑張っているとき、 親にできることは案外多くありません。 代わりに実習へ行くこともできないし、 疲れを肩代わりすることもできない。

でも、 帰ってくる場所を温かくしておくことはできる。 その日の心と身体が、そっとほどけるように。夕食を作りながら、 アイスを冷凍庫にしまいながら、 わたしは小さく祈っていました。「今日も守られますように。  明日も、笑顔で歩けますように。」

 


小さな愛が、神の国をつくる

イエス様はこう言われました。

「あなたがたの間に、神の国がある。」

神の国とは、どこか遠くの場所ではなく、 特別な儀式や大きな出来事の中だけにあるのでもなく、 日常の小さな愛がパスされる瞬間に生まれるもの。

  • 疲れて帰る娘のために夕食を作る
  • 喜ぶ顔を思い浮かべてアイスを買う
  • その日の出来事を聞きながら、そっと寄り添う

そんな一つひとつの行為が、 家の中に静かに「神の国」を広げていくのだと思います。

 


今日も、歩き出すために

娘の実習も、わたしの日常も、 それぞれの場所で続いていく歩み。 その歩みの中に、

今日も最後まで小さな愛を灯していきたいと思います。

皆さんの今日の疲れが癒されますように。

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