デジタル書庫 ―― 祈りの旅路

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2026年7月4日土曜日

先払いが必要です。

 


黎明を切り裂く36キロの軌跡と、心を動かす「愛の先払い」

午前4時。まだ街が深い眠りについている中、今日のランニングをスタートさせました。 湿気の多い朝でしたが、気温はそれほど高くなく、思いのほか気持ちよく風を切って進むことができました。

 


坂道を越え、限界の先にある静かな喜び

今日は、あえて坂の多いタフな道を選び、ただひたすらに走り続けました。 聖和学院三神峯キャンパスの坂を上りきり、八木山、そして仙台城へ。さらに尚絅学院中高、美しい定禅寺通りへと抜け、市内を通り抜けます。そこから仙台医療センター、卸町、若林区の町々を駆け抜け、東高を過ぎて広々とした田んぼ道へ。そして最後は、広瀬橋を渡って帰宅。

 


実に久々となる、約36キロの完走です。 これだけの距離と坂道を越えた体は当然深く疲労していますが、心はそれ以上に、自分自身の限界を越えて走り通したという「達成感」と「喜び」で満ち溢れています。

 


楽天球場近くの貨物列車と、現代の奇跡

走っている途中、楽天球場の近くにある貨物列車の集合場を通りかかりました。 無数のコンテナを載せた巨大な列車が、あるものは関東の方へ、またあるものはさらに北の東北へと、力強く走り出そうとしていました。

 


ふと、走りながら考えさせられます。 今日という一日にも、空から、高速道路から、線路から、そして海から、数え切れないほどの荷物がそれぞれの目的地へと運ばれていきます。100年前の人々が想像もできなかった巨大な物流の奇跡が、今、私たちの日常です。世界各地からの品物が、お金さえ払えば、1週間以内に自分の手元へと確実に届く時代なのです。

  • お金を払えば、欲しい「物」が世界中から手に入る。
  • どんなに遠くても、確実に自分の元へ届く。

私たちはこの便利なシステムにすっかり慣れきっています。しかし、汗を流しながら私の心に浮かび上がったのは、これとは全く異なる、もう一つの真実でした。

 


お金で買えないもの、届かないもの

この世界で、どれほどの富を積んでも決して買うことができず、思い通りに手元へ届かないもの。 それは、「人の心」です。

私たちは時として、お金を払って商品を受け取るのと同じような感覚で、他者の心や好意を安易に手に入れようとしていないでしょうか。しかし、人の心を動かし、その好意を得たいと願うなら、そこには必ず払うべき「確かなもの」が存在します。

それは、自分自身の誠意であり、偽りのない真心です。

人の心というものは、不思議な仕組みでできています。必ず「先払い」が必要なのです。相手の好意や信頼を得たいと心から願うのなら、求めるよりも先に、自分から真実と愛の手を差し伸べなければなりません。

 


聖書には、このような言葉が記されています。

「口先だけで愛するのではなく、行いと真実とをもって愛し合おうではないか。」(ヨハネの第一の手紙 3:18

真実の愛や誠意は、決して言葉だけの装飾ではありません。具体的な「行い」という表現を伴って、初めて相手の心の奥底に届くのです。

 


真心を先払いする一日へ

疲労した足に心地よい重みを感じながら、私はこの真理を深く噛み締めています。

人の心は、流通システムのようにクリック一つで届くことはありません。だからこそ、触れ合えた時にこれほどまでに尊く、温かいのです。今日、あなたの周りにいる大切な人たちに、あなたはどんな真心を「先払い」するでしょうか。言葉だけでなく、小さな行いと愛をもって、誠意を差し伸べる勇気を持っていたいものです。

今日も、共に前進です。

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