デジタル書庫 ―― 祈りの旅路

https://heyzine.com/flip-book/40adf6eb52.html https://heyzine.com/flip-book/e25ac741f2.html https://heyzine.com/flip-book/ce3de770c6.html

2026年9月15日火曜日

コスタ・セレーナ

 

初日、乗船の前に記念写真

『再び出会った船、再び思い出した時間』

名古屋港・金城ふ頭に、今朝、巨大なクルーズ船「コスタ・セレーナ」が入港しました。 重さ約114000トン、全長約290メートル。 その雄大な姿は、まるで海の上に浮かぶ街のようです。 この船は、アジア競技大会に出場する選手たち約4000人の宿泊施設として使われるとのこと。 ニュースを見た瞬間、胸の奥がふっと温かくなりました。

なぜなら—— この船に、私は家族と共に乗ったことがあるからです。

200812月。 3年間のドイツ留学を終えて日本に帰ることが決まったとき、家族で10日間のクルーズ旅行をしました。 イタリアからバルセロナへ、スペインの島々へ、ポルトガルの島へ、そしてカサブランカへ。 海と空の境界がゆっくり溶けていくような旅でした。

 

イレネはいつも絵を描いていました。

「コスタ・セレーナ」という名前を聞いた瞬間、 船内の香り、デッキに吹く風、家族の笑顔、 夜の海を眺めながら語り合った時間—— すべてが一気に蘇ってきました。

あの旅は、ただの観光ではありませんでした。 家族が一緒に過ごせることの尊さを、 人生の節目に立つときの心の支えを、 静かに教えてくれた時間でした。

そして今日、同じ船が日本の港に姿を現した。 まるで「おかえり」と言ってくれているような、 そんな不思議な感覚に包まれました。

良く夕食の時には途中で寝ていました。
 

家族の思い出は、人生の航路を照らす灯台

人生には、嵐のような日もあります。 向かい風で前に進めない日もあります。 しかし、家族と過ごした温かい記憶は、 どんな時にも私たちを照らす灯台のようなものです。

 

カサブランカ

聖書はこう語ります。

「あなたがたの宝のあるところに、あなたがたの心もある。」 (マタイ6:21

宝とは、豪華なものや高価なものではありません。 心を満たしてくれる時間、 共に笑い、共に歩いた日々、 その一つひとつが、私たちのなのです。

そしてその宝は、 人生の航路がどれほど揺れても、 決して失われることはありません。

 

従業員がイレネのためにタオルで作ったおサルさんです。

再び出会った船が教えてくれたこと

名古屋港に停泊する「コスタ・セレーナ」を見ながら、 私は静かに思いました。

人生は旅であり、 家族はその旅を共に歩む仲間であり、 思い出はその旅を照らす光なのだと。今日、ニュースを通して再び出会った船は、 過去の思い出を優しく呼び起こし、 今の自分を励ましてくれる存在となりました。

あの時の旅が、 今も私の心の中で静かに航海を続けています。

0 件のコメント:

コメントを投稿