『再び出会った船、再び思い出した時間』
名古屋港・金城ふ頭に、今朝、巨大なクルーズ船「コスタ・セレーナ」が入港しました。 重さ約11万4000トン、全長約290メートル。 その雄大な姿は、まるで海の上に浮かぶ街のようです。
この船は、アジア競技大会に出場する選手たち約4000人の宿泊施設として使われるとのこと。 ニュースを見た瞬間、胸の奥がふっと温かくなりました。
なぜなら—— この船に、私は家族と共に乗ったことがあるからです。
2008年12月。 3年間のドイツ留学を終えて日本に帰ることが決まったとき、家族で10日間のクルーズ旅行をしました。 イタリアからバルセロナへ、スペインの島々へ、ポルトガルの島へ、そしてカサブランカへ。 海と空の境界がゆっくり溶けていくような旅でした。
「コスタ・セレーナ」という名前を聞いた瞬間、 船内の香り、デッキに吹く風、家族の笑顔、 夜の海を眺めながら語り合った時間—— すべてが一気に蘇ってきました。
あの旅は、ただの観光ではありませんでした。 家族が一緒に過ごせることの尊さを、 人生の節目に立つときの心の支えを、 静かに教えてくれた時間でした。
そして今日、同じ船が日本の港に姿を現した。 まるで「おかえり」と言ってくれているような、 そんな不思議な感覚に包まれました。
✨ 家族の思い出は、人生の航路を照らす灯台
人生には、嵐のような日もあります。 向かい風で前に進めない日もあります。 しかし、家族と過ごした温かい記憶は、 どんな時にも私たちを照らす灯台のようなものです。
聖書はこう語ります。
「あなたがたの宝のあるところに、あなたがたの心もある。」 (マタイ6:21)
宝とは、豪華なものや高価なものではありません。 心を満たしてくれる時間、 共に笑い、共に歩いた日々、 その一つひとつが、私たちの“宝”なのです。
そしてその宝は、 人生の航路がどれほど揺れても、 決して失われることはありません。
✨ 再び出会った船が教えてくれたこと
名古屋港に停泊する「コスタ・セレーナ」を見ながら、 私は静かに思いました。
人生は旅であり、 家族はその旅を共に歩む仲間であり、 思い出はその旅を照らす光なのだと。今日、ニュースを通して再び出会った船は、
過去の思い出を優しく呼び起こし、 今の自分を励ましてくれる存在となりました。
あの時の旅が、 今も私の心の中で静かに航海を続けています。





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