今日は26キロを無事に走りきりました。毎日走ることを続けていても、その一歩一歩が楽になるわけではありません。ランニングは、一言でいえば「自己との闘い」です。走る距離、走る時間、どのコースを選ぶのか――すべてをその日その瞬間に決める。そこには必ず葛藤があるのです。しかし、それこそがランニングの魅力でもあるのかもしれません。決して平坦ではない道のりの中で、選び、進み続けること。それが生きることにも通じるように感じます。
今朝は冷たい空気が肌を刺し、目の前には暗闇が広がっていました。それでも迷うことなく靴紐を結び、外へと足を踏み出す。その瞬間の自分が少しだけ誇らしく感じられました。走り始めると、徐々に東の空が色づき始めます。闇が少しずつ溶けていくように、夜明けが訪れる瞬間に立ち会えたことは、何とも言えない感動でした。「今日もまた、一日が始まる」。明けゆく空がそのことを静かに教えてくれるのです。
広がる景色の中、遠くから聞こえる救急車の音に耳を傾けながら、目の前の道を走り続けました。忙しない朝の街並みにも、救急車を追う人々の姿にも、力強さが感じられます。私自身、「今日も生きる」ということを許されている。その思いを胸に、残された時間を精一杯生きよう、と改めて心に誓いました。命には終わりがあります。その日が来るまで、家族を大切にし、愛を伝え、悔いのない日々を送りたいと思います。
午後には娘のリクエストでサラミチョコとミートボールを作ることに。リクエストに応えるひとときには、また別の幸せがあります。「おいしい」と喜んでくれる顔が目に浮かび、心から感謝の気持ちが湧いてきました。何気ない日々の中にあるこうした小さな幸せこそ、本当に大切にしたいものです。
写真に写る道は、まさに私が今朝通った道そのものです。曲がりくねった静かな道の向こうに広がる空。少しずつ白み始める雲の隙間から、一筋の光が差し込む。人生の旅路もまた、この風景と似ているように思えました。希望の光は必ず、長い暗闇のあとに訪れるもの。そう信じて、また明日も走り続けたいと思います。
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