冬の朝、白い雪が静かに降り積もる中での散歩は、特別な意味を持つ日となった。今日は結婚記念日—「肉の日」と覚えやすく言い換えていた大切な日を、妻の優しい言葉で思い出した瞬間から、感謝の気持ちが胸に満ちていた。
いつもの川沿いのコースを変え、大年寺山公園と野草園を通る道を選んだのは、まるで神様の導きのようだった。降り続く雪の中、心の中で白鳥との出会いを期待していなかった矢先、空を見上げると、まるで私のために舞うように、七羽の白鳥が優雅に飛翔していた。青空を背景に、V字を描きながら飛ぶ白鳥たちの姿は、まるで結婚記念日を祝福するかのようだった。
帰宅後の雪かきは、降り続く雪に無駄な努力のように思えた。しかし、自然の営みの中で、朝日が雪を溶かしていく様子を見ながら、「わしの出番」と語りかける太陽の存在に、また新たな感謝の念が芽生えた。
この特別な一日は、神様への感謝、妻への愛情、そして自然の恵みが見事に調和した主の日となった。夕食には特別な料理を用意し、これまでの歳月を共に歩んできた妻との思い出を分かち合おう。
今日という日が与えられたことに感謝しながら、主の栄光を讃える礼拝へと向かう。降り積もる雪も、飛翔する白鳥も、溶かす朝日も、すべては神様からの贈り物なのだと、しみじみと実感する朝となった。
この日の思い出を形にするため、白鳥たちが飛ぶ瞬間を写真に収めることができたことも、また一つの感謝である。写真に映る七羽の白鳥は、永遠の愛の証人として、これからも私たち夫婦の記念日を見守ってくれることだろう。
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