2025年12月14日日曜日

アドベント第三主日

 


心に溢れる喜び、救い主はすぐそこに

― 主の到来を告げる喜びのアドベント第三週

 本日、アドベント第三主日を迎え、私たちは三本目のローソクに火を灯しました。伝統的に「喜びの主日」として知られるこの日は、アドベントの期間の中でも、ひときaturationした喜びと期待に満ちています。救い主イエス・キリストの御降誕の日が間近に迫っていることを祝い、私たちの心は、預言者たちが告げ、天使たちが歌った「大いなる喜び」に満たされるのです。アドベントの第一週、第二週と、私たちは希望を抱き、悔い改めをもって主の道を整えてきました。それは、静かに自らを省み、心の準備をする大切な期間でした。そして今日、その備えの上に、神様が与えてくださる「喜び」という大きな恵みに焦点を当てたいと思います。

 この喜びとは、一体どのようなものでしょうか。それは、私たちが日常で経験する一時的な楽しさや満足感とは異なります。聖書が語る喜びは、私たちの置かれている状況や環境に左右されるものではなく、神様との関係に深く根ざした、揺るぐことのない霊的な喜びです。それは、私たちが神様に愛され、罪から贖われ、永遠の命が約束されているという真理から湧き上がってくるものです。使徒パウロは、獄中にありながらも、フィリピの教会へ向けて「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい」(フィリピの信徒への手紙 44節)と書き送りました。困難な状況のただ中にあってもなお、パウロが喜びを告白できたのは、彼の喜びが、イエス・キリストという確固たる土台の上に立っていたからです。

アドベント第三主日は、私たちにこのパウロの告白を思い起こさせます。私たちの人生にも、困難や悲しみ、不安が訪れることがあります。しかし、そのような時でさえ、私たちには喜ぶ理由があることを、教会は今日、高らかに宣言するのです。なぜなら、私たちの救い主がお生まれになったからです。主は、私たちの弱さや罪をすべてご存知の上で、私たちを救い、永遠の希望を与えるために、この地上に来てくださいました。この事実こそが、私たちの喜びの尽きることのない源泉です。福音書に記されている最初のクリスマスの物語は、喜びの知らせに満ちています。天使は羊飼いたちに「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる」(ルカによる福音書 210節)と語りました。マリアは「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます」(ルカによる福音書 146-47節)と賛美しました。神の救いの御業が始まった時、天も地も、そして人々の心も、喜びで満たされたのです。

 

このアドベント第三週、私たちはクリスマスの本当の喜びを回復する時としたいと思います。商業主義の喧騒や、年末の慌ただしさの中に、クリスマスの本質を見失うことなく、私たちのために人となってくださったイエス・キリストに心を向けましょう。そして、主が与えてくださる静かで、しかし力強い喜びで心を満たしていただきましょう。

この喜びは、ただ自分の内だけに留めておくべきものではありません。私たちが主にあって喜ぶ時、その喜びは希望の光となって、私たちの周りを照らします。家族や友人、そして私たちの周りにいる困難の中にある人々へ、この喜びを分かち合うことこそ、クリスマスの精神を実践することに他なりません。救い主の到来は、もうすぐです。この喜びに満ちた季節、皆様の心と家庭が、神様から与えられる真の喜びと平安で豊かに満たされますよう、心からお祈り申し上げます。

 

 

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