心に溢れる喜び、救い主はすぐそこに
― 主の到来を告げる喜びのアドベント第三週 ―
アドベント第三主日は、私たちにこのパウロの告白を思い起こさせます。私たちの人生にも、困難や悲しみ、不安が訪れることがあります。しかし、そのような時でさえ、私たちには喜ぶ理由があることを、教会は今日、高らかに宣言するのです。なぜなら、私たちの救い主がお生まれになったからです。主は、私たちの弱さや罪をすべてご存知の上で、私たちを救い、永遠の希望を与えるために、この地上に来てくださいました。この事実こそが、私たちの喜びの尽きることのない源泉です。福音書に記されている最初のクリスマスの物語は、喜びの知らせに満ちています。天使は羊飼いたちに「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる」(ルカによる福音書 2章10節)と語りました。マリアは「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます」(ルカによる福音書 1章46-47節)と賛美しました。神の救いの御業が始まった時、天も地も、そして人々の心も、喜びで満たされたのです。
このアドベント第三週、私たちはクリスマスの本当の喜びを回復する時としたいと思います。商業主義の喧騒や、年末の慌ただしさの中に、クリスマスの本質を見失うことなく、私たちのために人となってくださったイエス・キリストに心を向けましょう。そして、主が与えてくださる静かで、しかし力強い喜びで心を満たしていただきましょう。
この喜びは、ただ自分の内だけに留めておくべきものではありません。私たちが主にあって喜ぶ時、その喜びは希望の光となって、私たちの周りを照らします。家族や友人、そして私たちの周りにいる困難の中にある人々へ、この喜びを分かち合うことこそ、クリスマスの精神を実践することに他なりません。救い主の到来は、もうすぐです。この喜びに満ちた季節、皆様の心と家庭が、神様から与えられる真の喜びと平安で豊かに満たされますよう、心からお祈り申し上げます。
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