昨夜は、娘のアルバイト先へ迎えに行き、共に帰宅したのは23時頃でした。そこからなかなか寝付けず、いつの間にか微睡みに落ちたものの、ふと目が覚めると時計の針は午前3時を指していました。
睡眠時間は決して十分とは言えません。しかし、今日は走る日です。「週5日は必ず走る」という自らとの約束を守るため、重い身体に鞭打って身支度を整え、午前3時18分、暗闇の中へと踏み出しました。
孤独な軌跡と、変わりゆく空模様
走り始めは雨が降っていました。冷たい雨粒が頬を打つ中、ただひたすらに前へ前へと足を運びます。
- 止む雨、流れる汗:
走り続けているうちに、いつしか雨は上がり、代わりに私の身体からは無数の汗が流れ落ちていました。
- 変わらない風景と変化の兆し:
新宮沢橋の周辺を通りかかると、そこにはまだ続く工事の風景がありました。ゆっくりと、しかし確実に橋が造り上げられていく過程は、どこか人間の営みそのものに似ています。(橋は完成しましたが、周辺の工事はまだ続いています。)
- 夜明けの到来:
次第に東の空が白み始め、愛宕大橋を渡る頃には夜が明けていました。気が付けば青葉山公園の方面まで足を伸ばしており、そこで静かに踵を返して、無事に帰宅の途につきました。
本日の記録は、34キロの朝ラン。ペースは1キロ5分12秒でした。
「1分」という途方もない壁を越えるために
私の目標は、フルマラソンを3時間以内で走り切る「サブ3」です。 そのためには、現在のペースから「1キロあたり約1分」を縮めなければなりません。
たった1分。そう思われるかもしれません。しかし、ランナーにとってのこの1分は、途方もなく高く、険しい壁です。この1分を削り出すために、私はこれから1年という長い歳月をかけて練習を積み重ねていきます。
そこには、誰かに頼る甘えは存在しません。 自らを厳しく律する「コーチ」であり、実際に過酷な道を走る「ランナー」であり、身体を作る「栄養士」でもある。これらすべての役割を自分一人で担い、この体制を長く、淡々と継続すること。それこそが、上達するための唯一の鍵なのです。
日常の余白に差し込む、小さな光
帰宅し、呼吸を整えた今、この後は娘を駅まで送り届け、いつもの朝の仕事へと向かいます。しかし、今日の心は少しだけふわりと軽やかです。
なぜなら、今日は妻がパートのお休みの日だからです。車での送り迎えという一つのタスクがない。ただそれだけのことで、肩の荷がふっと下り、日常の余白に安らぎの風が吹き込むのを感じます。
継続という祈り
「こういうわけで、あなたがたの努力をみな傾けて、信仰に徳を、徳に知識を、知識に自制を、自制に忍耐を、忍耐に敬虔を……加えなさい。」(ペトロの手紙二 1章5-6節)
暗闇の中で雨に打たれながら走る34キロの孤独。 自らを管理し、1年かけて「1分」を削り出そうとする泥臭い道のり。 それは、私たちが日々を生きる「信仰の歩み」にとてもよく似ています。
新宮沢橋の工事が一日では終わらないように、私たちの魂の成長もまた、一夜にして成し遂げられるものではありません。誰も見ていない午前3時の努力、自らを律する孤独な戦いを経て、それでも諦めずに足を前に出し続ける者だけが、やがて美しい夜明けの光に出会うのです。
今日、もしあなたが果てしなく遠い目標の前に立ちすくみ、自分の歩みの遅さに嘆いているのなら、どうか思い出してください。 雨はやがて止み、夜は必ず明けます。
今日の一歩は、確実にあなたを昨日とは違う場所へと運んでいます。
小さな安らぎを胸に抱きながら、今日も共に、それぞれの道を走り始めましょう。
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