デジタル書庫 ―― 祈りの旅路

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2026年10月16日金曜日

朝ラン26キロ完走

 


巡礼の杖を置き、走り出す朝——ペンテコステの新しい風に向かって

まだ薄暗い午前5時。冷たい空気を肺いっぱいに吸い込みながら、今日も道へと飛び出しました。今朝の道のりは26キロ。そのうち5キロは、息が上がり、ふくらはぎが悲鳴を上げるような過酷な坂道ランでした。 今週の私の足跡を振り返れば、月曜日に63キロのウルトラマラソンを走り、火曜日はハーフマラソン。水曜日に完全休養を挟み、昨日は大年寺の階段で1時間のトレーニングを積みました。そして今日の26キロ。体に蓄積された疲労は確かな重みとなってのしかかっていますが、不思議と心は澄み渡り、視線はまっすぐに前を向いています。なぜ、これほどまでに自らを追い込み、険しい坂道を駆け上がっているのか。 それは私の内に、ひとつの大きな「決断」と「新たな夜明け」が訪れているからです。

 


ひとつの幕引きと、終わらない祈りの道

来月、私はスペインへ渡り、10度目となる「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」への祈りの道を歩きます。 そして、この10回目の節目をもって、長年私の魂を形作ってきたスペイン巡礼の旅に、ひとつの終止符を打つと決めました。

これまで数千キロもの道のりを歩き、自分自身と向き合い、神様と対話し続けた巡礼の道。それを手放すことには、言葉に尽くせない感慨があります。しかし、それは決して歩みを止めるということではありません。「歩く巡礼」から「走る巡礼」へと、祈りの形が変容するだけなのです。

来年からの10年間。私は毎年、国内外のマラソン大会に出場し続けるという新しい目標を立てました。巡礼の杖を置き、今度はランニングシューズの紐を固く結び直して、未知なる42.195キロの道を走り続ける。それが、神様が私に新しく備えてくださった次のステージなのだと確信しています。

 


ペンテコステの風を受け、過去から未来へ

当面の目標は、来年の「ペンテコステ(5月16日)」までに、フルマラソンを3時間以内で走り切る「サブ3」を達成することです。

ペンテコステ(聖霊降臨日)は、新しい息吹が与えられ、新しい教会が誕生した日。限界を超えるような「サブ3」という目標に向けて、私自身の内側にも新しい聖霊の風が吹き込み、力強く背中を押してくれることを祈りながら、日々トレーニングを重ねています。

聖書に、このような言葉があります。

「なすべきことはただ一つ、後ろのものを忘れ、前のものに向かってからだを伸ばしつつ、神がキリスト・イエスによって上へ召して、お与えになる賞を得るために、目標を目指してひたすら走ることです。」(ピリピ人への手紙 3:13-14)

過去の美しい巡礼の思い出や、これまでの達成感に安住することなく、後ろのものを忘れ、前のものに向かってからだを伸ばす。昨日までの疲労や痛みを引き受けながらも、ペンテコステという新しい次元に向かって、ひたすらに目標を目指して走る。

人生という道は、時に果てしない坂道のように感じられるかもしれません。しかし、私たちが歩みを止めない限り、そこには必ず新しい景色と、新しい恵みが用意されています。

呼吸を整え、額の汗を拭い、また一歩を踏み出す。 命がある限り、走り続け、祈り続ける。今日も前進です。

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